こんにちは。
今の「家造りでは、断熱性能・気密性能を高めるのが重要視されてます。
もちろん、重要である事は間違いないのですが・・・。
多くの住宅では、外壁面は耐力面材で壁量を確保し、室内側は12.5mmの石膏ボードを木材に直貼りしています。
ですが、構造材に無垢材を多く取り入れた場合、構造材から出る水分の逃げ場所がないのが実情です。
無垢材は、乾燥した材料を使用していても、含水率は『0』ではありません。
それらを考慮しないと、『壁体内結露』が発生する恐れがあります。
弊社では、壁の室内側にも胴縁を施工します。(外壁の下地には、通気胴縁はどの住宅でも施工されていると思いますが・・・)
これを施工する事によって、石膏ボードと無垢の構造体との間に通気層が出来ます。
この通気層によって壁体内結露を防ぐ事も出来ます。
さらに地震等で揺れた場合に、壁に亀裂が入るのを抑える効果もあります。
ただ・・・デメリットは・・・胴縁分だけ部屋が狭くなる事。
実質、2.7cmほど狭くなります(胴縁が13.5mm×2面)。
断熱・気密効果は、変わりませんが、結露対策としては効果が得られます。
これから家造りをお考えの方は、参考にして頂けましたら幸いです。
2021-03-22 15:29:28
省エネ家造り
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